【根来寺】お寺の歴史や見どころ、アクセスや古民家ランチを紹介!

青空を背景にした国宝大塔
青空を背景にした国宝大塔

「根来寺ってどんな場所?」

「お寺の歴史や御朱印についても知りたい!」

そんなあなたに向けて、根来寺(ねごろじ)の歴史や見どころをご紹介します。

御朱印やアクセス情報についても解説していますので、ぜひご覧ください。

※本ページにはプロモーションが含まれています。

根来寺の歴史と概要

まずは、真義真言宗の総本山である根来寺の歴史についてお伝えしていきます。

高野山復興を目指した覚鑁上人が建立

根来寺は、平安時代後期に覚鑁(かくばん)上人が建立した豊福寺(ぶぶくじ)というお寺がその始まりです。

覚鑁上人はもともと高野山金剛峯寺の座主を務めるほどの人物で、鳥羽上皇の支援を受けて仏教の学びの場である伝法院を建設し、荒廃していた山内復興に尽力しました。

末寺であった根来寺にも学問所が建設され、僧侶達の学びの拠点として大きく発展していきます。


豊臣秀吉の紀州攻めで焼き討ちに

根来寺は覚鑁上人がなくなったあとも発展を続け、室町時代には72万石の寺領と1万を超える僧兵根來衆を抱える一大宗教都市となりました。

しかしながら、その強大な勢力が災いし、豊臣秀吉の紀州攻めの際に焼き討ちされてしまいます。

大塔や大師堂を除くほぼすべての建物が焼き尽くされ、紀州徳川家の庇護による復興が行われるまで荒廃した状態が続きました。

根来寺の規模、正式名称、読み方

根来寺は、現在でも約350万㎡もの境内面積を誇る巨大な寺院です。

正式名称は「新義真言宗総本山 根來寺」で、読み方は「ねごろじ」と読みます。


見どころは大塔、名勝庭園、もみじ谷

学び場の拠点として発展し、焼き討ちという悲劇に襲われた歴史をもつ根来寺ですが、現在はさまざまな魅力をもつ寺院として多くの方が参拝に訪れています。

ここでは、そんな根来寺の見どころについて確認していきましょう。

豊臣秀吉の焼き討ちをのがれた国宝大塔

青空を背景にした国宝大塔
青空を背景にした国宝大塔

根来寺のいちばんの見どころは、国内最大の多宝塔である国宝「大塔」です。

豊臣秀吉による焼き討ちをまぬがれた大塔は、覚鑁上人が建てた高野山大伝法院大塔を忠実に再現した塔で1547年に完成しました。

大塔の木部には焼き討ち当時の弾痕が残っているので、ぜひ探してみてください。

大塔の正式名称は「毘廬遮那法界体性塔(びるしゃなほっかいたいしょうとう)」といい、内部には大日如来を中心にいくつもの仏像が配置され、立体曼荼羅が表現されています。


歴史ある日本庭園「名勝庭園」

紀州徳川家ゆかりの名勝庭園
紀州徳川家ゆかりの名勝庭園

国の名称に登録されている日本庭園、「名勝庭園」も見どころのひとつです。

名勝庭園は紀州徳川家から拝領した名草御殿(なぐさごてん)に面する庭園で、自然の滝や池が園内に配置されています。

根来寺庭園ともよばれるこの日本庭園は、江戸時代に築庭されたものだそうです。

紅葉スポットとして有名「もみじ谷」

モミジのトンネルを通る小道
モミジのトンネルを通る小道

最後にお伝えする見どころは、「もみじ谷」。

根来寺境内を流れる小川はもみじ谷とよばれ、川沿いの散策道や橋の上から美しい紅葉を楽しめます。

紅葉については、下記記事「【根来寺の紅葉】国宝大塔を彩るもみじの見頃や入山料をご紹介!」で詳細を解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

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入山料(入場料)と御朱印

続いて、入山料(入場料)と御朱印について見ていきましょう。

入山料(入場料)は500円

入山料(入場料)は、大人(中学生以上)500円です。

小学生以下の場合は無料となっています。


御朱印は寺務所と不動堂の2か所で

身代わり不動尊の入り口
身代わり不動尊の入り口

御朱印は、寺務所と不動堂の2か所でいただけます。

御朱印料は、お軸が500円、納経帳が300円です。


ランチは古民家カフェレストラン「初花」

根来寺を訪れたときのおすすめランチは、「古民家カフェレストラン ねごろ 初花」。

お寺の駐車場の向かいにある初花は、築100年を超える建物を移築してきた古民家カフェです。

落ち着いた店内では、1,000円からのお値打ち価格で上品なお料理を楽しめます。

お子様プレートも用意されているので、家族でのご利用にもおすすめです。

岩出市共通グルメチケットの利用もOK

初花では、岩出市のふるさと納税返礼品「岩出市共通グルメチケット」が利用可能です。

チケットを利用すれば、お得に古民家ランチを楽しめます。

岩出市ふるさと納税の詳細は、下記リンクをご確認ください。

>>【岩出市ふるさと納税】の詳細はコチラ

山菜僧兵鍋が有名な料亭旅館「国分屋」

根来寺を訪れたときのおすすめ旅館は、「根来温泉 国分屋」。

国分屋は、お寺のふもとにある100年以上の歴史をもつ料亭旅館です。

名物「山菜僧兵鍋」や宿泊プランの詳細は、下記リンクをご確認ください。

>>【根来温泉 国分屋】の詳細はコチラ

根来寺のPR動画

根来寺のPR動画は、読売テレビニュースの公式チャンネルで公開されています。

国宝「大塔」など山内のみどころが詳細された動画になっていますので、ぜひご覧ください。


根来寺へのアクセスと駐車場

最後にアクセスと駐車場について確認しておきましょう。

電車でのアクセス

電車でアクセスするときの最寄り駅は、JR「岩出駅」です。

岩出駅からは、岩出市巡回バスを利用すれば約20分で到着します。


自家用車でのアクセス

自家用車でアクセスするときの最寄りインターチェンジは、京奈和自動車道「岩出根来IC」です。

インターチェンジからは、約3分で到着します。

無料駐車場を完備

根来寺には、無料駐車場が完備されています。

桜や紅葉の時期には混雑する場合もあるのでご注意ください。


スポット情報

住所和歌山県岩出市根来2286
定休日なし
営業時間(4月~10月)9:10~16:30
(11月~3月)9:10~16:00
入場料(入山料)大人(中学生以上) 500円
小人(小学生以下)  無料
電話番号0736-62-1144
アクセス(電車)
JR「岩出駅」から
岩出市巡回バスで約20分
(自家用車)
京奈和自動車道「岩出根来IC」
から約3分
駐車場あり(無料)
WEBサイト根来寺公式サイト

【根来寺】お寺の歴史や御朱印、アクセスや古民家ランチを紹介!(まとめ)

今回は、根来寺の歴史や見どころについてお伝えしてきました。

根来寺は、豊臣秀吉の焼き討ちをのがれた国宝「大塔」や徳川家ゆかりの「名勝庭園」などが有名な歴史あるお寺です。

古民家カフェレストラン初花の落ち着いた雰囲気の店内で上品なランチも楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。

下記記事「【粉河寺】お寺の歴史や見どころ、御朱印やランチ情報をご紹介!」では、紀の川市にある「粉河寺」についてお伝えしています。

粉河寺は国宝「粉河寺縁起絵巻」にその由緒が描かれた歴史あるお寺ですので、ぜひあわせてご覧ください。

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