【粉河寺】お寺の歴史や見どころ、御朱印やランチ情報をご紹介!

朱色の大門と青空
朱色の大門と青空

「粉河寺の見どころはなに?」

「お寺の歴史や拝観料についても知りたい!」

そんなあなたに向けて、粉河寺の歴史や見どころをご紹介します。

御朱印や駐車場、周辺のランチ情報についても解説していますので、ぜひご覧ください。

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粉河寺の歴史とご本尊の仏像

まずは、粉河寺の歴史とご本尊の仏像についてお伝えしていきます。

お寺の概要と読み方

迫力のある本堂
迫力のある本堂

粉河寺は、紀の川市粉河にある西国三十三所観音霊場の第三番札所として多くの方が参拝に訪れるお寺です。

お寺の始まりの歴史については、日本最古の縁起絵巻のひとつである国宝「粉河寺縁起絵巻」に記されています。

ちなみに、粉河寺の読み方は「こかわでら」です。


国宝「粉河寺縁起絵巻」で伝わる歴史

全長19m84cmにもなる「粉河寺縁起絵巻」に記されているお寺の歴史は、前編後編に分かれて次のように記録されています。

前編は猟師が山中に見つけた光り輝く土地にお堂を建て、そこにやって来た観音菩薩の化身である「童男行者(どうなんぎょうじゃ)」が千手観音の仏像を作る場面です。

後半は河内国の長者の娘が患っていた病気を童男行者が治し、娘が差し出した袴と提鞘(小刀)だけを受け取って帰っていくようすが描かれます。

その後、お礼に訪れた長者一家がお堂の千手観音に袴と提鞘がかかっているのを見て、童男行者が観音菩薩の化身だったと知り、出家してお寺を守るようになったそうです。

豊臣秀吉による焼き討ちから復興

粉河寺は多くの方々の信仰を受けて繁栄し、鎌倉時代には四方4km以上にもなる境内敷地を誇る巨大寺院となりました。

しかしながら、そんな繁栄を極めた寺院を襲ったのが、1585年に豊臣秀吉の紀州攻めによる焼き討ちです。

消失した寺院や伽藍は江戸時代に紀州徳川家の庇護により復興されましたが、粉河寺縁起絵巻に残る焼け跡が当時の悲劇を伝えています。

ご本尊の仏像とご利益

そんな歴史を持った粉河寺は、現在では粉河観音集の総本山となっています。

ご本尊は千手千眼観世音菩薩で、授かれるご利益は厄除けや諸願成就です。


粉河寺の見どころ3選

続いて、粉河寺の3つの見どころをお伝えしていきます。


迫力満点の枯山水庭園「粉河寺庭園」

枯山水の日本庭園
枯山水の日本庭園

ひとつ目の見どころは、「粉河寺庭園」です。

粉河寺庭園は本堂と中門との段差を利用して築庭された枯山水観賞式蓬莱庭園で、国の名勝にも指定されています。

本堂を背後に控え、ダイナミックに紀州石を配置した庭園は圧巻ですので、ぜひご覧になってください。

お釈迦様の足跡を刻んだ「仏足石」

ふたつ目の見どころが、「仏足石」。

仏足石はお釈迦様の足跡を刻み込んで信仰の対象とした石で、本堂に向かう参道の左手に祀られています。

本堂では足腰の健康にご利益のある仏足石お守りを授かれるので、足腰に不安のある方はぜひお試しください。

西国三十三所観音霊場最大の「本堂」

最後の見どころは、やはり「本堂」。

粉河寺の本堂は江戸時代中期のけやき材を使った建物で、1720年に再建されたとされています。

西国三十三所観音霊場のなかでも最大級の大きさを誇っており、その荘厳な姿は必見の価値ありです。


粉河寺の入山料、拝観料と御朱印

続いて、入山料や拝観料、御朱印について解説します。


入山料は無料、本堂拝観料は400円

境内を参拝する際に、入山料は必要ありません。

本堂を拝観するときのみ、400円の拝観料が必要となります。

御朱印は本堂の納経所で受付

御朱印は、本堂にある納経所でいただけます。

受付時間は8:00~17:00で、御朱印料金は300円です。


ランチは本堂前の「あこ茶屋 阿古新」

参拝時のおすすめランチは、本堂前にある「あこ茶屋 阿古新」です。

あこ茶屋 阿古新では、雰囲気ある店内でどんぶりやうどんなどをいただけます。

参拝に訪れた際は、ぜひランチも楽しんでいってください、


宿泊は大門前にある「丸浅旅館」

参拝時の宿泊は、大門前にある「丸浅旅館」が定番になっています。

丸浅旅館は、ボリューム満点の絶品料理が特徴の旅館です。

女将自慢の料理の詳細は、下記リンクをご確認ください。

>>【丸浅旅館】の詳細はコチラ

粉河寺のPR動画

粉河寺の動画は、紀の川市役所の公式チャンネルで公開されています。

近隣の観光スポットも盛り込んだ動画になっていますので、ぜひご覧ください。


粉河寺へのアクセスと駐車場

最後にアクセスと駐車場について確認しておきましょう。

電車でのアクセス

電車でアクセスするときの最寄り駅は、JR「粉河駅」です。

和歌山駅から粉河駅まではJR和歌山線で約30分、粉河駅からお寺までは徒歩約20分で到着します。


自家用車はアクセスルートに注意

自家用車でアクセスするときの最寄りインターチェンジは、京奈和自動車道「紀の川東IC」です。

インターチェンジからは、約5分で到着します。

カーナビやグーグルマップでは細い道に誘導されますが、県道7号粉河加太線へ迂回して大門正面側から向かうルートの方がおすすめです。

駐車場は1回500円

お寺の駐車場は、1回500円の有料駐車場です。

係員が不在の場合は、駐車場の手前にある「かにい土産物店」で支払う形になります。


スポット情報

住所和歌山県紀の川市粉河2787
定休日なし
入場料金無料
電話番号0736-73-4830
アクセス(電車)
JR「粉河駅」から徒歩約20分
(自家用車)
京奈和自動車道「紀の川東IC」から約5分
駐車場あり(有料、500円)
WEBサイト粉河寺公式サイト

【粉河寺】お寺の歴史や見どころ、御朱印やランチ情報をご紹介!(まとめ)

今回は、粉河寺の歴史や見どころ、御朱印についてお伝えしてきました。

粉河寺は、国宝「粉河寺縁起絵巻」にその歴史が記された由緒あるお寺です。

ダイナミックな枯山水庭園や巨大な本堂は見ごたえ抜群ですので、ぜひ訪れてみてください。

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