【熊野三山】アクセスや観光モデルコース、おすすめホテルを紹介!
「世界遺産の熊野三山ってどんな場所?」
「アクセスや神社巡りのモデルコース、おすすめホテルについても知りたい!」
そんなあなたに向けて、熊野三山巡りのモデルコースや各神社へのアクセスをご紹介します。
おすすめのホテルやお土産、周辺観光スポットについてもお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
目次
熊野三山の歴史と世界遺産登録
まずは、熊野三山がどのような場所なのかをみていきましょう。
熊野に祀られた3つの神社
熊野三山は、熊野地方に祀られている3つの神社(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の総称です。
各神社の詳細とアクセスについては、のちほどお伝えします。
平安時代から続く蟻の熊野詣
熊野三山は、熊野信仰の中心地として古代から多くの方々が参拝に訪れていました。
行列を作って熊野三山へ参拝に向かう様子は、「蟻の熊野詣」と例えられたほどです。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
熊野三山は、熊野古道などとともに「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されています。
熊野古道の詳細は、下記記事「【熊野古道】初心者向け観光モデルコースとおすすめホテルを紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
熊野三山を構成する3つの神社の詳細
ここからは、熊野三山を構成する3つの神社の詳細とアクセスをお伝えしていきます。
熊野本宮大社
熊野本宮大社は、田辺市本宮にある熊野信仰の中心とも言える神社です。
旧社地である「大斎原(おおゆのはら)」には日本一の大鳥居が設置されており、大勢の方が熊野古道を通って参拝に訪れます。
熊野本宮大社の詳細は、下記記事「【熊野本宮大社】アクセスや無料駐車場、御朱印や所要時間を紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
電車でのアクセス
電車でアクセスするときの最寄り駅は、JR「新宮駅」です。
新宮駅からは、バスに乗って約1時間10分で到着します。
自家用車でのアクセス
自家用車でアクセスするときの最寄りインターチェンジと所要時間は、次のとおりです。
方面 | インターチェンジ | 所要時間 |
---|---|---|
大阪方面 | 国道42号「上富田IC」 | 約1時間 |
名古屋方面 | 国道42号「熊野大泊IC」 | 約1時間 |
無料駐車場を完備
熊野本宮大社には、隣接する敷地に無料駐車場が完備されています。
満車の場合は、道路を渡った先の世界遺産センターに隣接する駐車場も利用可能です。
熊野速玉大社
熊野速玉大社は全国に数千社ある熊野神社の本宮とされている神社で、現在の新宮市に鎮座しています。
境内には熊野権現の象徴でもある樹齢1,000年の梛(なぎ)の大樹があり、その葉は縁結びのお守りとしても有名です。
熊野速玉大社の詳細は、下記記事「熊野速玉大社のご利益とは?祀られている神様とともに徹底解説!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
電車でのアクセス
熊野速玉大社の最寄り駅は新宮駅です。
新宮駅は特急も止まりますし、駅から熊野速玉大社までバスで移動もできます。
駅からの移動時間はバスなら約10分、徒歩なら約20分です、
車でのアクセス
車で熊野速玉大社へアクセスする場合は、大阪方面と名古屋方面でルートが異なります。
大阪方面
大阪方面から熊野速玉大社へアクセスする場合は、阪和自動車道を経由して国道42号線「上富田IC」で高速道路を降りて一般道を走る形になります。
国道311号で本宮方面へ進み、熊野川沿いをくだって新宮市内へ向かいましょう。
新宮市内に入ったあとは、カーナビや案内看板にしたがって進めば簡単に熊野速玉大社に辿り着けます。
串本経由のルートよりも、この山越えルートの方が熊野の雰囲気を味わえるのでおすすめです。
名古屋方面
名古屋方面から熊野速玉大社へアクセスする場合は、伊勢自動車道を経由して国道42号線を走れば新宮市内に着きます。
主なルートはこのルートだけですので、迷わずに熊野速玉大社を目指せるでしょう。
敷地内の無料駐車場と河原の臨時駐車場
熊野速玉大社は敷地内に無料駐車場が完備されています。
敷地内の駐車場が混雑した場合は、徒歩1分の河原沿いにある臨時駐車場に駐車できますので安心して向かってください。
熊野那智大社
熊野那智大社は、那智勝浦町にある那智の滝で有名な神社です。
毎年7月に開催される例大祭「那智の扇祭り(那智の火祭り)は国の無形重要文化財にも指定されており、雄壮なお祭りを観覧するために大勢の方が訪れます。
熊野那智大社の詳細は、下記記事「【熊野那智大社】ご利益や八咫烏伝説、駐車場や所要時間を紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
電車でのアクセス
電車でアクセスするときの最寄り駅は、JR「紀伊勝浦駅」です。
紀伊勝浦駅からは、熊野御坊南海バスの那智山往復割引乗車券(大人1,200円、こども600円)を利用して熊野那智大社を目指しましょう。
駅からの所要時間は、約25分です。
自家用車でのアクセス
自家用車でアクセスするときの最寄りインターチェンジは、国道42号「那智勝浦IC」です。
インターチェンジからは、約15分で到着します。
熊野那智大社のおすすめ駐車場
最後に、熊野那智大社の駐車場について確認していきましょう。
目的や体力に応じて駐車場を選ぶのがポイントですので、各駐車場の特徴をご確認ください。
石段の雰囲気を満喫「和か屋本店」
熊野那智大社参拝時のおすすめ駐車場は、「和か屋本店の駐車場」です。
神社へ向かう石階段の手前にあり、無料で車を止められます。
参拝後は、和か屋本店で名物「お滝もち」をお土産に購入して帰りましょう。
体力を温存するなら「那智大社駐車場」
石段をのぼる体力が心配な方は、神社防災道路を登った先の「那智大社駐車場」へ車を止めましょう。
那智大社駐車場を利用する際は、神社防災道路通行料として800円が必要です。
熊野古道を歩く「大門坂駐車場」
熊野古道を歩いて熊野那智大社に参拝したい方は、ふもとにある大門坂駐車場がおすすめです。
大門坂は無料で車を止められ、熊野古道を30分から40分歩いて熊野那智大社を目指せます。
熊野三山巡りの参拝順番と所要時間、移動時間
続いて、熊野三山巡りで各神社へ参拝する際の順番や所要時間、移動時間についてみていきましょう。
参拝の順番に決まりはない
熊野三山巡りで各神社を参拝する順番に決まりはありません。
自由な順番で参拝して問題ないので、宿泊予定地などにあわせてコースを設定しましょう。
各神社参拝の所要時間
熊野三山の各神社を参拝する際の所要時間は、次のとおりです。
神社 | 所要時間 |
---|---|
熊野本宮大社 | 約1時間30分 |
熊野速玉大社 | 約30分 |
熊野那智大社 (熊野那智大社駐車場) | 約30分 |
熊野那智大社 (大門坂駐車場) | 約3時間 |
各神社間の移動時間
熊野三山の各神社間を自家用車で移動する際の所要時間は、次のとおりです。
神社 | 所要時間 |
---|---|
熊野本宮大社-熊野速玉大社 | 約45分 |
熊野速玉大社-熊野那智大社 | 約35分 |
熊野那智大社-熊野本宮大社 | 約1時間10分 |
熊野三山巡りのおすすめモデルコース
ここでは、熊野三山巡りのおすすめモデルコースを1泊2日と2泊3日分けてご紹介します。
熊野三山巡り1泊2日モデルコース
熊野三山巡りのおすすめ1泊2日モデルコースは、次のとおりです。
1日目 | ||
12:00 | 熊野本宮大社到着 | 昼食(珍重庵 もうでそば)後、神社参拝 |
13:30 | 熊野本宮大社出発 | 車は置いて、熊野古道中辺路大日越を歩いて「湯の峰温泉」へ |
15:30 | 湯の峰温泉到着 | 入浴できる世界遺産「つぼ湯」や湯筒の温泉たまごを楽しみ宿泊宿へ |
17:00 | 宿泊宿到着 | |
2日目 | ||
9:00 | 湯の峰温泉出発 | 熊野古道中辺路大日越を歩いて熊野本宮大社へ |
11:00 | 熊野本宮大社到着・出発 | 車に乗って道の駅「瀞峡めぐりの里熊野川」へ |
11:20 | 瀞峡めぐりの里熊野川到着 | レストラン熊野川で昼食 |
12:20 | 瀞峡めぐりの里熊野川出発 | 熊野速玉大社へ |
12:50 | 熊野速玉大社到着 | 神社参拝 |
13:20 | 熊野速玉大社出発 | 新宮市の老舗銘菓店「香梅堂」へ |
13:30 | 香梅堂到着・出発 | 新宮銘菓「鈴焼き」を購入し、熊野那智大社へ |
14:00 | 熊野那智大社到着 | 神社と那智の滝へ参拝 |
16:00 | 熊野那智大社出発 | モデルコースは終了 |
熊野三山巡り2泊3日モデルコース
熊野三山巡りのおすすめ2泊3日モデルコースも、基本的な流れは1泊2日の場合と変わりません。
最後に訪れる熊野那智大社で大門坂駐車場に車をとめて大門坂を歩いて参拝し、南紀勝浦温泉で2泊目宿泊をしましょう。
大門坂にある大門坂茶屋では平安衣装体験も実施されており、熊野古道の雰囲気を満喫しながら参拝できますので、ぜひ訪れてみてください。
>>【大門坂茶屋 平安衣装体験】の詳細はコチラ3日目は、串本海中公園や南紀白浜に立ち寄りながらゆっくりと帰りましょう。
熊野三山巡りのおすすめ宿泊ホテル
続いて、熊野三山巡りのおすすめ宿泊ホテルについてお伝えしていきます。
湯の峯温泉
湯の峯荘は、日本最古の温泉地「湯の峰温泉」にある老舗旅館です。
熊野のブランド和牛「美熊野牛」を堪能できる豪華夕食の詳細は、下記リンクをご覧ください。
>>【湯の峯荘】の詳細はコチラ川湯温泉 冨士屋
川湯温泉 冨士屋は、田辺市の川湯温泉にある温泉旅館です。
川湯温泉は期間限定で設置される混浴の大露天温泉「仙人風呂」で有名なスポットで、川湯温泉 冨士屋はその目の前にあります。
ゆっくりくつろげる貸切露天風呂や地元食材にこだわった夕食の詳細は、下記リンクをご覧ください。
>>【川湯温泉 冨士屋】の詳細はコチラ仙人風呂の詳細は、下記記事「【仙人風呂】混浴秘湯の入り方や注意点、2024年営業期間や入浴料金を紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
ホテル浦島
ホテル浦島は、天然洞窟温泉「忘帰洞」で有名な観光ホテルです。
生まぐろを堪能できる夕食バイキングやオーシャンビュー客室の詳細は、下記リンクをご覧ください。
>>【勝浦温泉 ホテル浦島】の詳細はコチラ勝浦温泉 ホテル浦島の詳細は、下記記事「【ホテル浦島】客室、料理、温泉や周辺観光スポットをご紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
熊野三山巡りのおすすめお土産
続いて、熊野三山巡りのおすすめお土産についてお伝えしていきます。
香梅堂の鈴焼き
香梅堂の鈴焼きは、新宮市の定番お土産にもなっている鈴焼きカステラです。
熊野速玉大社の鈴をモチーフにした鈴焼きは、四国産高級和三盆を使った上品な味わいに仕上げられています。
香梅堂の鈴焼きの詳細は、下記記事「【香梅堂の鈴焼】有名鈴カステラのお取り寄せ方法や詰め合わせメニューを紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
和か屋のお滝もち
和か屋のお滝もちは、熊野那智大社や那智の滝の定番お土産です。
那智の滝をイメージした細長いお餅には北海道産あずきのあんこが使われており、延命長寿を祈念して作られています。
和か屋のお滝もちの詳細は、下記リンクをご覧ください。
>>【和か屋のお滝もち】の詳細はコチラ熊野三山巡りのおすすめ観光スポット
最後に、熊野三山巡りのおすすめ周辺観光スポットについてお伝えしていきます。
太地町立くじらの博物館
太地町立くじらの博物館は、太地町にあるくじらと捕鯨をテーマにした博物館です。
敷地内では、水族館や自然の入り江で行われるくじらショーも楽しめます。
前売りWebチケットを利用すればお得な価格で入場できますので、ぜひご利用ください。
>>【くじらの博物館 割引チケット】の詳細はコチラ太地町立くじらの博物館の詳細は、下記記事「【太地町立くじらの博物館】料金やクーポン、所要時間をご紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
赤木渓水郷
赤木渓水郷は、田辺市鮎川にある流しそうめんの名店です。
お店の前にはアユ釣りができる水槽が設置されており、釣りあげたアユは塩焼きにして味わえます。
赤木渓水郷の詳細は、下記記事「【赤木渓水郷】流しそうめん名店のメニューや料金、予約を紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
三段壁洞窟
三段壁洞窟は、南紀白浜の名勝「三段壁」の下に広がる地底洞窟です。
洞窟内では波の力で海水を吹きあげる潮吹き岩やパワースポット「牟婁大辯才天(むろだいべんざいてん)」など、色々なみどころを楽しめます。
三段壁洞窟探検ツアーはオンライン予約を利用すれば割引料金で入場できますので、ぜひご利用ください。
>>【三段壁洞窟探検ツアー】の詳細はコチラ三段壁洞窟の詳細は、下記記事「【三段壁洞窟】料金や割引クーポン、所要時間やおすすめ駐車場を紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
【熊野三山】アクセスや観光モデルコース、おすすめホテルを紹介!(まとめ)
今回は、熊野三山巡りのモデルコースや各神社へのアクセス、おすすめホテルについてお伝えしてきました。
熊野三山は、世界遺産にも登録されている熊野信仰の中心地です。
周辺には有名な温泉や観光スポットもそろっていますので、ぜひ訪れてみてください。
下記記事「【那智の滝】おすすめ駐車場やアクセス、料金や所要時間を紹介!」では、熊野那智大社の「那智の滝」についてお伝えしています。
落差日本一の滝は迫力満点ですので、ぜひあわせてご覧ください。