【南紀白浜三段壁】洞窟や恋人の聖地、絶景遊歩道の魅力を解説!

「白浜の三段壁の楽しみ方を知りたい!」
「三段壁洞窟の割引クーポンはある?」
そんなあなたに向けて、名勝三段壁の魅力や割引クーポン、駐車場情報をご紹介します。
みどころ満載の観光スポットですので、ぜひ本記事を参考にじっくりと楽しんでいただければ幸いです。
目次
大迫力の地底探検「三段壁洞窟」

まずは、メインとなる三段壁洞窟の魅力をご紹介していきます。
エレベーターで地底36mまで降りた先にあるみどころを、順番に確認していきましょう。
熊野水軍ゆかりの洞窟
三段壁洞窟は、海の波によって岸壁が削られてできた「海蝕洞窟」です。
源平合戦でも有名な熊野水軍が船を隠していたという伝説も伝わっています。
洞窟内には資料をもとに再現された熊野水軍の番所小屋も設置されているので、ぜひご覧ください。
パワースポット「牟婁大辯才天」

三段壁洞窟はパワースポットとしても有名です。
洞窟内には大黒天や毘沙門天、十六童子を従えた「牟婁大辯才天(むろだいべんざいてん)」が祀られています。
牟婁大辯才天は「水の神」であるとともに「神社仏閣の守護神」でもあるとされており、どんな願いも叶えてくれるそうです。
願掛け用の絵馬も5種類用意されていますので、奉納していくのもいいかもしれませんね。
また、牟婁大辯才天の左手の手水舎(ちょうずや)では、龍の口から温泉が流れています。
この温泉は飲むこともできるそうなので、口に含んでご利益を授かっていきましょう。
自然が作り出した奇岩
不思議な形をした奇岩も、三段壁洞窟のみどころのひとつです。
岩肌に10の石像の姿が見える「十像岩」や1,600万年前の波が作った「漣痕(リップル)」の天井など、自然作り出したアートがいくつもあります。
洞窟内には案内看板も設置されているので、それを頼りに観賞をお楽しみください。
迫力満点の潮吹き岩

三段壁洞窟内に打ち寄せる波も、迫力抜群のみどころです。
満潮時になると大量の海水が打ち寄せ、少し怖いくらいに波しぶきを吹き上げます。
また、潮の力によってクジラのように潮を噴き出す「潮吹き岩」も迫力満点です。
潮吹き岩を楽しみたい方は、満潮時よりもその前後2時間に訪れるといいそうですよ。
絶景足湯もおすすめ
エレベーターがある建物の外には、足湯があり絶景を楽しみながらゆっくりとくつろげます。
洞窟内のスポットではありませんが、この絶景足湯も三段壁洞窟の魅力のひとつと言えるでしょう。
三段壁洞窟の所要時間
三段壁洞窟の所要時間は、30分から1時間程度です。
ゆっくりと見てまわると1時間くらいかかる場合もあるので、所要時間を考慮して観光計画を立てるようにしましょう。
また、下記記事「【戸津井鍾乳洞】入場料金やみどころ、所要時間を徹底解説!」では、由良町にある「戸津井鍾乳洞」を紹介しています。
こどもと一緒に安心して探検できる洞窟ですので、ぜひあわせてご覧ください。
星降る洞窟ナイトウォーク
三段壁洞窟では、夜の洞窟を探検する「星降る洞窟ナイトウォーク」も開催されます。
洞窟内にプラネタリウムを投影するとともに音響とプロジェクターを設置して作り出された幻想的な空間を楽しむイベントです。
2023年の開催は9月16日(土)からですので、興味のある方は下記公式サイトをご確認ください。
・星降る洞窟ナイトウォーク
三段壁洞窟の案内動画
白浜町が三段壁洞窟の案内動画を公開してくれています。
打ち寄せる大迫力の波や洞窟内のようすが盛り込まれていますので、ぜひご覧ください。
愛する2人が訪れる「恋人の聖地」
三段壁は、016年に和歌山県で2か所目の恋人の聖地として認定され、現在ではウェディングフォトの撮影スポットとしても人気を集めています。
ここでは、恋人の聖地という視点から、三段壁の魅力を確認していきましょう。
永遠の愛を貫いた「口紅の碑」
三段壁には「口紅の碑」という石碑があります。
結ばれない愛を嘆いた男女が海へ飛び込む前に、口紅で岩に残した辞世の句が刻まれた石碑です。
とても悲しい出来事ですが、2人が永遠の愛を貫いた場所として、三段壁は「恋愛成就」を願う聖地となりました。
愛鍵を飾るハートモニュメント
展望台近くの景色のいい場所にはハートのモニュメントが設置されており、愛を誓い合った2人が「愛鍵」や「恋愛成就の絵馬」を飾れるようになっています。
愛鍵や絵馬は三段壁洞窟の建物やさんだん通りのお土産店で購入できるので、カップルで訪れたときは、ぜひモニュメントに願いを掛けていってください。
大切な人への想いをピンクポストに
町営駐車場のすぐ横には、恋人の聖地ならではのピンク色のポストがあります。
このポストは、大切な人への想いを記した手紙を投函する場所です。
大切な人は恋人に限りませんので、両親やこども、友人などに日頃の感謝の気持ちを伝えてみるのもいいかもしれませんね。
三段壁の上へと続く絶景遊歩道
洞窟入り口建物の奥にあるのが、三段壁の上まで続く遊歩道です。
三段壁からの眺める太平洋は絶景ですので、ここでは遊歩道を楽しむポイントを紹介していきます。
遊歩道は歩きやすい靴がおすすめ
遊歩道はきちんと整備されており、生い茂る木々の間を抜けて三段壁の上に向かっていきます。
三段壁の上は岩肌がそのままになっているので、歩きやすい運動靴などで向かうようにしましょう。
遊歩道を往復するのにかかる所要時間は、30分から40分程度です。
口紅の碑はココにある
遊歩道の途中には口紅の碑があり、案内看板も設置されているのですぐに見つけられると思います。
少し悲しい気持ちになってしまうかもしれませんが、2人が貫いた愛の証を見たい方はぜひ立ち寄ってください。
謎の岩「サドンロック」

三段壁の上には、「サドンロック」という岩があります。
この岩は2018年の台風のあと、突如として三段壁の上に現れたものです。
長さ4.2m、幅1m、高さ1.2mのこの岩は、海から打ち上げられたのか、崖の上から転がってきたのか、どのようにしてこの場所に辿り着いたのかは謎に包まれています。
いずれにしてもこの場所の新たな名所になったことに間違いはないので、ぜひ謎の岩「サドンロック」を一目見ていってください。
さんだん通りで食べ歩き

三段壁の魅力としてもうひとつお伝えしておきたいのが、「さんだん通り」です。
町営の無料駐車場から三段壁に向かう道中にあるこの横丁では、海鮮焼きのいい香りが漂っています。
サザエのつぼ焼きやイカ焼きなど、美味しい海の幸がズラリとならんでいますので、ぜひ食べ歩きを楽しみながら先へ進んでください。
名勝三段壁の読み方、由来、概要
ここまで三段壁の魅力をお伝えしてきましたが、ここでは名前の由来や名勝としての概要を説明していきます。
三段壁の読み方は?
三段壁の読み方は、「さんだんべき」です。
壁は「へき」ではなく、「べき」とにごるのが正解になります。
名前の由来は「見壇」
三段壁の名前の由来は、魚の群れや海上の船を見張る「見壇(みだん)」です。
「見壇」が「三壇」となり、それが「三段」に変わっていったと言われています。
円月島、千畳敷とともに名勝指定
三段壁は、円月島や千畳敷とともに国の名勝にも登録されています。
名勝とは、文化財の種類のひとつで「観賞上価値の高いもの」文部科学大臣が認定したものです。
また、下記記事「【南紀白浜千畳敷】駐車場は車中泊もできる絶景ポイント!」では、3つの名勝のひとつ「千畳敷」を紹介しています。
三段壁からはほど近い場所にある絶景夕陽スポットですので、ぜひあわせてご覧ください。
無料?有料?三段壁駐車場の選び方
三段壁の駐車場には、無料の町営駐車場と有料の福亀堂駐車場があります。
それぞれの駐車場のメリットとデメリットについては、下記記事「三段壁駐車場どれが正解?間違いない駐車場の選び方を解説!」で解説していますのであわせてご覧ください。
三段壁洞窟の入場料金と割引クーポン
最後に、三段壁洞窟の入場料金と割引クーポンをご紹介します。
割引クーポンを上手に活用して、三段壁観光を楽しみましょう。
入場料金は大人1,500円、こども750円
三段壁洞窟の入場料金は、大人1,500円、こども(小学生)750円です。
2023年7月から上記金額に入場料金が変更されていますので、ご注意ください。
小学生未満のお子さんについては、無料となります。
トクトククーポン
トクトククーポンを利用すれば、大人は100円割引、こどもは50円割引となります。
・トクトククーポン
HISクーポン
HISクーポンを使えば、大人は100円割引、こどもは50円割引となります。
・HISクーポン
三段壁のスポット情報
住所 | 和歌山県西牟婁郡白浜町2927-52 |
定休日 | なし |
営業時間 | 8:00~17:00 (最終入場16:50) |
入場料金 | 大人 1,500円 こども(小学生) 750円 小学生未満 無料 |
電話番号 | 0739-42-4495 |
アクセス | 国道42号「白浜IC」 から車で約15分 |
駐車場 | あり(町営駐車場は無料) |
WEBサイト | 三段壁公式サイト |
【南紀白浜三段壁】洞窟や恋人の聖地、絶景遊歩道の魅力を解説!(まとめ)
今回は、南紀白浜の名勝「三段壁」の魅力をお伝えしてきました。
三段壁は、洞窟探検や遊歩道散策だけでなく、恋愛成就のスポットとしても有名な場所です。
ぜひ、本記事を参考に、白浜観光を充実したものにしていただけると幸いです。
下記記事「【とれとれ市場のランチ3選】絶品海鮮丼のランキングも紹介!」では、白浜観光の定番お土産スポットである「とれとれ市場」のおすすめランチを紹介しています。
三段壁を楽しむときの昼食にもピッタリですので、ぜひあわせてご覧ください。