【淡嶋神社】人形供養費用や注意点、予約や怖いウワサの真相を紹介!

【執筆ライター】北沢 あつし

淡嶋神社の社殿にならんだ市松人形
淡嶋神社の社殿にならんだ市松人形

「淡嶋神社で人形供養をするときの費用や注意点、予約方法は?」

「郵送での供養申込や地下室の髪の毛が伸びる人形についても知りたい!」

そんなあなたに向けて、関西の人形供養神社として有名な「淡嶋神社」での人形供養申込の流れや費用、予約方法や郵送での供養申込についてご紹介します。

「地下室の髪の毛が伸びる人形」や「カップルで参拝すると別れる」などのウワサの真相についてもお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

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関西で人形供養といえば「淡嶋神社」

淡嶋神社の境内にならぶ日本人形
淡嶋神社の境内にならぶ日本人形

淡嶋神社は、関西では有名な人形供養を行ってくれる神社です。

まずは、そんな淡嶋神社で人形供養が行われている由来やどのような供養を行っているのかをみていきましょう。

紀州徳川家のひな人形奉納が始まり

淡嶋神社に人形が集まるようになったのは、紀州徳川家が姫の初節句にひな人形を奉納したのが始まりです。

諸説ありますが、淡嶋神社には女性の幸せを守る神様である少彦名命(すくなひこなのみこと)が祀られており、それに由来してひな人形の奉納が始まったのではないかと言われています。

奉納された人形は境内に祀られる

奉納された人形たちは境内に祀られ、「多くの方に見てもらう」という人形の役割を果たすことで供養されていきます。

3月3日に行われる雛流しの神事で、ひな人形を船に乗せて海へと流したのち沖合で引き上げ、浜辺でお焚き上げして供養を終えることになります。


淡島神社の人形供養の流れ、費用、予約方法

続いて、淡嶋神社で人形供養をお願いする際の流れや供養費用、予約方法や郵送での人形供養について確認していきましょう。

人形供養の予約方法

淡嶋神社では、人形供養をお願いするにあたって事前予約は必要ありません。

供養をお願いしたい人形を持って神社へ参拝すれば、人形供養を受け付けてくれます。

人形供養当日の流れ

人形を持って淡嶋神社を訪れたら、まずは本殿右手にある「授預所」へ向かいましょう。

授預所では指示された場所に人形を置き、「人形形代」という雛流しの船に乗せて流す形代を受け取ります。

人形形代には「住所」「氏名」「願い事」を記入し、志し(供養料)と焼却委託料を納めれば人形供養の手続きは完了です

人形供養費用の目安

淡嶋神社での人形供養に必要となる志し(供養料)と焼却委託料の目安は、45Lのポリ袋1杯程度の人形で1,500円です。

供養をお願いする人形の数量によって費用は異なりますので、事前に問い合わせておくといいでしょう。

受付時間は9時~16時

淡嶋神社で人形供養を受け付けている時間は、9:00~16:00です。


淡嶋神社の人形供養の注意点

続いて、淡嶋神社で人形供養をお願いする際の注意点についてみていきましょう。

供養対象は人形のみ

淡嶋神社で供養を受け付けてくれるのは、人形本体のみとなっています。

ガラスケースや化粧箱、付属品などは供養の対象外ですのでご注意ください。

人形であってもマネキンなどの商業用の人形は対象外となる場合があるため、気になる場合は事前に確認するようにしましょう。

受付対象外の日程がある

淡嶋神社では、人形供養を受け付けていない日があるので注意が必要です。

人形供養の受付対象外の日は、以下の通りです。。

  • 仏滅の日
  • 12/20~1/3
  • 2/20~3/3

郵送での人形供養はできない

淡嶋神社では郵送による人形供養は受け付けておらず、必ず神社へ持参する必要があります。

人形との最後のお別れになるので、持参して供養をお願いしましょう。

淡嶋神社の人形供養神事「雛流し」

続いて、人形供養のために開かれる淡嶋神社の伝統神事「雛流し」についてみていきましょう。

船にひな人形を乗せて送り出す

「雛流し」は毎年3月3日の正午から開催される、ひな人形を加太の海に流して人形供養を行う淡嶋神社の伝統神事です。

人形供養のため奉納されたひな人形を本殿でお祓いし、願い事を書いた人形形代(かたしろ)とともに3隻の船に乗せて加太の海におくりだします。

地元の方や人形供養をお願いした方だけでなく、大勢の方々が見学に訪れる淡嶋神社でもっと規模の大きい神事です。

一番のみどころは紙吹雪が舞う出航

淡嶋神社の雛流しの一番の見どころは、白木の船に積まれた雛人形たちが紙吹雪が舞うなか出航していく場面です。

ひらひらと舞う紙吹雪とキラキラ輝く水面が、なんとも言えない美しい光景を作り出してくれます。

長年の役目を終えたひな人形が神の国へと旅立っていく姿を現したもので、人形供養をお願いした方にとっては感動の瞬間と言えるでしょう。

ひな祭りにゆかりの深い淡嶋神社

なぜ「雛流し」が淡嶋神社の神事になっているかというと、淡嶋神社がひな祭りと非常にゆかりの深い神社だからです。

ひな祭りの日が3月3日に行われるのは、もともと友ヶ島に祀られていた少彦名命が仁徳天皇によって加太の淡嶋神社に遷宮されたのがその日だったからとされています。

もともとはスクナヒコナ祭りと言われていた3月3日のお祭りが簡略化され、「雛祭り」となったそうです。

このように、雛祭り発祥の地と言える淡嶋神社だからこそ、「雛流し」や「人形供養」が行われているのです。

雛流しの動画

淡嶋神社の雛流しのようすは、加太観光協会の動画で見てもらえます。

動画を埋め込んでおきますので、ぜひご覧ください。

人形供養以外の淡嶋神社の見どころ

淡嶋神社は人形供養で有名ですが、それ以外にも色々な見どころが盛りだくさんです。

ここでは、そんな淡嶋神社の見どころについてお伝えしていきます。

婦人病治癒祈願にパンツを奉納する末社

淡嶋神社の祭神「少彦名命」は医薬の神という顔ももっており、婦人病治癒のご利益を授かれる神社としても有名です。

昔は末社に男根型や自身の髪の毛を奉納して婦人病治癒を祈願していましたが、今ではその代わりに自分が履いた下着(パンツ)が奉納されています。

安産や子授けにもご利益があるとされており、淡嶋神社は女性に優しい神社だと言えるでしょう。

痛みが治まる不思議な水がめ「塩壺」

塩壺は淡嶋神社の本殿から左手奥に進んだ先にある、別名「おはぐろ石」とも呼ばれている水がめです。

体が痛む場所に塩壺の水をつけると、痛みが治まると言われています。

穴をくぐれば願いが叶う「紀文の帆柱」

淡嶋神社の建てられている「紀文の帆柱(きぶんのほばしら)」は、江戸時代にみかん貿易で財を成した紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)が乗っていたみかん船の帆柱です。

お願い事を唱えながら柱に空いた穴をくぐり抜けると成就すると言われています。

あまり大きな穴ではないため、バンザイの形で手から先に通すのがコツです。

紀州徳川家の奉納品を展示する宝物殿

淡嶋神社の宝物殿は地上2階地下1階建ての建物で、紀州徳川家より奉納されたひな人形や宝物が展示されています。

営業時間は10:00~16:00で、現在は団体予約のみ入館可能です。

年齢料金
大人300円
小人200円
淡嶋神社宝物殿の入館料金

淡嶋神社で開催される年中神事

続いて、淡嶋神社で開催される雛流し以外の年中神事をみていきましょう。

針祭(針供養)

淡嶋神社で雛流しと並んで有名な神事が、針祭(針供養)です。

少彦名命は裁縫を伝えた神様でもあり、毎年2月8日に淡嶋神社で針供養が実施されるようになりました。

納められた針を本殿でお祓いのうえ、針塚で塩をかけて土に帰すことで、針の労をねぎらうとともに今後の上達を祈る神事です。

七夕祭り

淡嶋神社では、6月中旬から7月7日までの期間に七夕祭りが開催されます。

参加者には無料で短冊が配られるので、お願い事を書いて笹に結びましょう。

夏越し祭

淡嶋神社で7月31日の日没後に開催されるのが、夏越し祭です。

夏越し祭では、茅輪をくぐって夏の間の健康をお祈りします。

参加者にはお持ち帰り用の茅輪が用意されますので、ぜひご参加ください。

甘酒祭り

淡嶋神社の祭神「少彦名命」は酒造の神様でもあるため、淡嶋神社では10月3日に甘酒祭りも行われます。

甘酒祭りでは、参拝者に無病息災と冬越しの祈りを込めた甘酒がふるまわれるのが恒例です。

淡嶋神社にまつわる怖いウワサの真相

寂しげにも見える淡嶋神社へ供養をお願いされた人形の表情
寂しげにも見える淡嶋神社へ供養をお願いされた人形の表情

ここでは、淡嶋神社にまつわる少し怖いウワサの真相をみていきましょう。

髪の毛が伸びる人形が地下室に

まずは、「淡嶋神社の地下室には、髪の毛が伸びる日本人形が保管されている」というウワサです。

残念ながら、淡嶋神社の宝物殿地下室に保管されているのは紀州徳川家ゆかりの品々で、髪の毛の伸びる日本人形を拝むことはできません。

一方、髪の毛が伸びる人形の存在自体は淡嶋神社が公式サイトで認めており、人形たちは自身に注目を集めるために「髪の毛を伸ばす」という心霊現象を引き起こす場合があるそうです。

カップルや夫婦で参拝すると別れる

淡嶋神社には、「カップルや夫婦で神社を参拝すると別れる」というウワサもあります。

淡嶋神社の祭神「少彦名命」は女性の幸せを守る神様であり、このウワサには何の根拠もありません。

別れるどころが子授けや安産のご利益があるとされており、カップルや夫婦での参拝も公式サイト推奨されています。

淡嶋神社の営業時間と定休日

続いて、淡嶋神社の営業時間と定休日についてみていきましょう。

営業時間は9時~17時

淡嶋神社の営業時間は、9:00~17:00です。

宝物殿は10:00~16:00の営業となっていますので、ご注意ください。

定休日は設定なし

淡嶋神社では、定休日は設定されていません。

淡嶋神社のおすすめランチとホテル

続いて、淡嶋神社のおすすめランチとホテルについてお伝えしていきます。

おすすめランチは浜焼き海鮮BBQ

淡嶋神社のおすすめランチは、カダテラスの「浜焼き海鮮BBQ」。

カダテラスは淡嶋神社のすぐ近くにある老舗旅館「加太海月」がプロデュースするバーベキューテラスです。

新鮮な海の幸を楽しんだ後は天然温泉も満喫できますので、ぜひご利用ください。

>>【カダテラス 浜焼き海鮮BBQ】の詳細はコチラ

おすすめホテルは「ひいなの湯」

淡嶋神社のおすすめホテルは、「加太淡嶋温泉大阪屋 ひいなの湯」。

ひいなの湯は神社のすぐ前で営業する温泉旅館で、美味しい海の幸と絶景温泉で旅の疲れを癒せます。

加太の特産品であるマダイなどを使った料理や海が見える客室の詳細は、下記リンクをご覧ください。

>>【ひいなの湯】の詳細はこちら

ひいなの湯の詳細は、下記記事「【ひいなの湯】美肌温泉の日帰り入浴料金や貸切風呂の予約方法を紹介!」でもお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。

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淡嶋神社周辺のおすすめ観光スポット

ここでは、淡嶋神社周辺のおすすめ観光スポットについてお伝えしていきます。

友ヶ島

友ヶ島は、加太港からフェリーに乗って向かう無人島です。

海軍の要塞として使われていた島で、朽ちた砲台跡が天空の城ラピュタの世界観にそっくりだと話題を呼んでいます。

友ヶ島の詳細は、下記記事「【友ヶ島】ラピュタの島の観光マップや所要時間、アクセスを紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。

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加太海水浴場

加太海水浴場は、和歌山市加太にある海水浴場です。

夕日の名所としても有名なビーチで、海水浴期間以外でも砂浜でバーベキューを楽しめます。

グランピング施設「resora RAINBOW(リソラ レインボー)」も設置されていますので、ぜひビーチでの優雅な一日をお過ごしくdさい。

>>【resora RAINBOW(リソラ レインボー)】の詳細はコチラ

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森林公園

森林公園は、和歌山市西庄の山中にある巨大な恐竜オブジェが特徴的な公園です。

梅雨時には約9,000本のあじさいが咲き誇り、美しい絶景を楽しみに大勢の方が訪れるスポットにもなります。

森林公園の詳細は、下記記事「【森林公園】恐竜や大型遊具、アクセスやおすすめランチを紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。

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淡嶋神社へのアクセスと駐車場

最後に淡嶋神社へのアクセスと駐車場について確認しておきましょう。

電車でのアクセス

電車でアクセスするときの最寄り駅は、南海電鉄「加太駅」です。

加太駅からは徒歩20分ほどの道のりですので、体力を温存したい方はタクシーを利用しましょう。

【加太駅~淡嶋神社(徒歩ルート)】

自家用車でのアクセス

自家用車でアクセスするときの最寄りインターチェンジと所要時間は、次のとおりです。

方面インターチェンジ所要時間
大阪方面阪和自動車「和歌山北IC」約30分
紀南方面阪和自動車「和歌山IC」約35分
淡嶋神社の最寄りインターチェンジと所要時間
【和歌山北IC~淡嶋神社】
【和歌山IC~淡嶋神社】

駐車場は30分無料

淡嶋神社には隣接する敷地にタイムズの駐車場が設置されており、授与所で手続きすれば30分無料になりますので忘れないようにしましょう。

30分を超過した場合の駐車料金は、1時間550円です。

駐車場入り口は、神社を正面に見た右手側の海沿いの道路にあります。

スポット情報

住所和歌山県和歌山市加太118
定休日なし
参拝時間9:00~17:00
入場料金大人 300円
小人 200円
(宝物殿)
電話番号073-459-0043
アクセス(電車)
南海電鉄「加太駅」から徒歩約20分
(自家用車)
大阪方面:阪和自動車道「和歌山IC」から約30分
紀南方面:阪和自動車道「和歌山IC」から約35分
駐車場あり(30分まで無料)
WEBサイト淡嶋神社公式サイト

【淡嶋神社】人形供養費用や注意点、予約や怖いウワサの真相を紹介!(まとめ)

今回は、淡嶋神社の人形供養費用や注意点、予約方法や郵送での供養申込についてお伝えしてきました。

淡嶋神社は関西では有名な人形供養神社で、境内にずらりとならぶひな人形がスピリチュアルな雰囲気を醸し出しています。

「地下室の髪の毛が伸びる人形」など不思議なウワサもある神社ですので、ぜひ訪れてみてください。

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