【淡嶋神社】人形供養の費用や予約方法、雛流しや針供養を紹介!
「淡嶋神社で人形供養をするときの予約方法や費用は?」
「ひな祭りの日に行われる雛流しについても知りたい!」
そんなあなたに向けて、和歌山市加太にある淡嶋神社での人形供養の予約方法や費用をご紹介します。
3月3日に開催される伝統神事「雛流し」や婦人病治癒のご利益、少し怖い心霊現象のウワサについても解説していますので、ぜひご覧ください。
目次
供養を依頼された人形がならぶ淡嶋神社
和歌山の淡嶋神社は、全国に1,000社以上ある淡嶋神社の総本社です。
境内のいたるところに奉納された雛人形や日本人形などがズラリとならび、独特の空気感がただよいます。
他の神社ではなかなか感じられない雰囲気なので、訪れる方によっては少し怖く感じてしまうかもしれません。
淡島神社での人形供養の予約と費用
そんな淡嶋神社では人形供養を受け付けており、雛人形や日本人形に限らずあらゆる人形の供養が可能です。
ここでは、淡嶋神社で人形供養をお願いする際の予約方法や供養費用について確認していきましょう。
予約は不要だが、事前連絡をおすすめ
人形供養をお願いするにあたって、予約は不要です。
雛人形などを持って、直接淡嶋神社を訪れれば人形供養を行ってくれます。
ただし、受付できない種類(ガラスケースに入ったものなど)や受付不可の日(仏滅の日など)もありますので、事前に連絡してから訪問した方がいいでしょう。
淡嶋神社の電話番号は下記のとおりで、受付時間は9時~17時となっています。
淡嶋神社社務所:073-459-0043
人形供養費用の目安
人形供養に必要となる供養料(志し)と焼却委託料の目安は、45Lのポリ袋1杯程度の人形で合わせて1,500円です。
供養をお願いする人形の数量によって費用は異なるので、具体的な金額は電話でお問い合わせください。
郵送での人形供養はできない
郵送では人形供養を受け付けてもらえないため、必ず神社を訪問する必要があります。
人形との最後のお別れになるので、持参して供養をお願いしましょう。
3月3日の恒例神事「雛流し」
続いて、毎年ひな祭りの日に開催される伝統神事「雛流し」について説明していきます。
船にひな人形を乗せて送り出す
「雛流し」は毎年3月3日の正午から行われる、で加太の海に流す伝統神事です。
人形供養のため奉納された雛人形を本殿でお祓いし、願い事を書いた形代(かたしろ)を3隻の船に乗せて加太の海におくりだします。
地元の方や人形供養をお願いした方だけでなく、大勢の方々が見学に訪れる淡嶋神社でもっと規模の大きい神事です。
一番のみどころは紙吹雪が舞う出航
雛流しの一番のみどころは、白木の船に積まれた雛人形たちが紙吹雪が舞う中出航していく場面です。
ひらひらと舞う紙吹雪とキラキラ輝く水面が、なんとも言えない美しい光景を作り出してくれます。
長年の役目を終えた雛人形が神の国へと旅立っていく姿を現したもので、人形供養をお願いした方にとっては感動の瞬間と言えるでしょう。
ひな祭りにゆかりの深い淡嶋神社
なぜ「雛流し」が淡嶋神社の神事になっているかというと、ひな祭りと非常にゆかりの深い神社だからです。
ひな祭りの日が3月3日に行われるのは、もともと友ヶ島に祀られていた少彦名命が仁徳天皇によって加太の淡嶋神社に遷宮されたのがその日だったからとされています。
もともとはスクナヒコナ祭りと言われていた3月3日のお祭りが簡略化され、「雛祭り」となったそうです。
このように、雛祭り発祥の地と言える淡嶋神社だからこそ、「雛流し」や「人形供養」が行われているのです。
雛流しの動画
雛流しのようすは、加太観光協会の動画で見てもらえます。
動画を埋め込んでおきますので、ぜひご覧ください。
下記記事「【セレーノ】加太の海鮮ランチメニューや駐車場、予約方法紹介!」では、加太での昼食にピッタリの「SERENO」についてお伝えしています。
絶品海鮮ランチを楽しめる古民家カフェですので、ぜひあわせてご覧ください。
パンツを奉納!?婦人病にもご利益が
淡嶋神社の祭神「少彦名命」は医薬の神という顔ももっており、婦人病治癒のご利益を授かれる神社としても有名です。
昔は男根型や自身の髪の毛を奉納して婦人病治癒を祈願していましたが、今ではその代わりに自分が履いた下着(パンツ)が奉納されています。
安産や子授けにもご利益があるとされており、淡嶋神社は女性に優しい神社だと言えるでしょう。
人形以外もみどころ盛りだくさん
ここまで説明してきたように、淡嶋神社は人形供養や婦人病治癒のご利益で有名ですが、それ以外にも色々なみどころが盛りだくさんです。
ここでは、そんな淡嶋神社みどころについてお伝えしていきます。
痛みが治まる不思議な水、塩壺
塩壺は本殿から左手奥に進んだ先にある、別名「おはぐろ石」とも呼ばれている水がめです。
体が痛む場所に塩竈の水をつけると、痛みが治まると言われています。
穴をくぐれば願いが叶う、紀文の帆柱
紀文の帆柱(きぶんのほばしら)は、江戸時代にみかん貿易で財を成した紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)が乗っていたみかん船の帆柱です。
お願い事を唱えながら柱に空いた穴をくぐり抜けると成就すると言われています。
あまり大きな穴ではないため、バンザイの形で手から先に通すのがコツです。
紀州徳川家の奉納品を展示、宝物殿
淡嶋神社の宝物殿は、地上2階地下1階建ての建物です。
紀州徳川家より奉納されたひな人形や宝物が展示されており、入館料は大人300円、小人200円となっています。
現在は団体予約のみ入館可能です。
下記記事「【友ヶ島】ラピュタの島の観光マップや所要時間、アクセスを紹介!」では、加太の観光名所「友ヶ島」についてお伝えしています。
淡嶋神社の目の前の加太港からフェリーで向かえる無人島ですので、ぜひあわせてご覧ください。
淡嶋神社のお守り、御朱印帳、グッズ
ここでは、淡嶋神社のお守りや御朱印帳、オリジナルグッズについて解説していきます。
安産
安産のお守りは、袋入り・ストラップ・財布用の3種類が用意されています。
安産は淡嶋神社の主なご利益のひとつですので、どれも効果が期待できそうですね。
子授け
子授けのお守りは、2色セット守り・袋守り・おたまじゃくし・お人形の4種類となっています。
おたまじゃくしのお守りが意外とかわいいので、おすすめです。
縁結び
縁結びのお守りは、いちご・幸せハート・赤い糸・さくらんぼ・恋のぼり・四つ葉のクローバー・貝の7種類もあります。
どれもかわいい縁起物ばかりですので、どれにしようか迷ってしまうかもしれません。
そのほかのお守り
上記以外にも、医薬の神「少彦名命」にちなんだ女性健康や無病息災、厄除けや交通安全などのお守りも用意されています。
オリジナル御朱印帳
淡嶋神社では、オリジナル御朱印帳も販売されています。
ひな人形をイメージさせるイラストとかわいいピンク色の表紙が特徴の御朱印帳です。
入浴剤
少し珍しいグッズが、オリジナルの入浴剤です。
幸せ祈願「美心の湯」と銘打った入浴剤で、加太の旅をゆっくりと振り返ってください。
手ぬぐい
淡嶋神社オリジナルの手ぬぐいも販売されています。
ひな人形や加太名物の鯛がプリントされたかわいらしい手ぬぐいになっていますので、ぜひご利用ください。
一年を通して実施される神事
続いて、雛流し以外の年中行事をお伝えしていきます。
針祭(針供養)
雛流しと並んで有名な神事が、針祭(針供養)です。
少彦名命は裁縫を伝えた神様でもあり、毎年2月8日に淡嶋神社で針供養が実施されるようになりました。
納められた針を本殿でお祓いのうえ、針塚で塩をかけて土に帰すことで、針の労をねぎらうとともに今後の上達を祈る神事です。
七夕祭り
6月中旬から7月7日までの期間は、七夕祭りが開催されます。
参加者には無料で短冊が配られるので、お願い事を書いて笹に結びましょう。
夏越し祭
7月31日の日没後に開催されるのは、夏越し祭です。
夏越し祭では、茅輪をくぐって夏の間の健康をお祈りします。
参加者にはお持ち帰り用の茅輪が用意されますので、ぜひご参加ください。
甘酒祭り
少彦名命は酒造の神様でもあるため、淡嶋神社では10月3日に甘酒祭りも行われます。
甘酒祭りでは、参拝者に無病息災と冬越しの祈りを込めた甘酒がふるまわれるのが恒例です。
淡嶋神社参拝時の宿泊ホテル
淡嶋神社へ参拝時は、「加太淡嶋温泉大阪屋 ひいなの湯」への宿泊がおすすめです。
ひいなの湯は神社のすぐ前で営業する温泉旅館で、美味しい海の幸と絶景温泉で旅の疲れを癒せます。
加太の特産品であるマダイなどを使った料理や海が見える客室の詳細は、下記リンクをご覧ください。
>>【ひいなの湯】の詳細はこちらひいなの湯の詳細は、下記記事「【ひいなの湯】美肌温泉の日帰り入浴料金や貸切風呂の予約方法を紹介!」でもお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
心霊現象!?地下室の髪が伸びる人形
ここでは、淡嶋神社にまつわる少し怖いウワサについて解説していきます。
地下室にあるのは徳川家ゆかりの品
淡嶋神社の地下室には髪の毛が伸びる日本人形が保管されているというウワサがあります。
しかし、宝物殿の地下室に保管されているのは紀州徳川家ゆかりの品々です。
残念ながら、髪の毛の伸びる日本人形を淡嶋神社で拝めません。
髪の毛が伸びる人形は神社が公認
一方で、髪の毛が伸びる人形が世の中に存在することは淡嶋神社のQ&Aで公式に認められています。
人形は自身に注目を集めるために、「髪の毛を伸ばす」などの心霊現象を引き起こす場合があるそうです。
あくまで「注目を集める」のが目的なので、人に危害は加えないとも言っているので安心ですね。
淡嶋神社へのアクセスと駐車場
最後に淡嶋神社へのアクセスと駐車場について確認しておきましょう。
電車でのアクセス
電車でアクセスするときの最寄り駅は、南海電鉄「加太駅」です。
加太駅からは徒歩20分ほどの道のりですので、体力を温存したい方はタクシーを利用しましょう。
徒歩で向かわれる際は、下記グーグルマップを参考に淡嶋神社を目指しましょう。
自家用車でのアクセス
自家用車でアクセスするときの最寄りインターチェンジは、阪和自動車道「和歌山IC」です。
インターチェンジからは、約30分で到着します。
駐車場は30分無料
もともと神社の敷地内にあった無料駐車場は、現在はタイムズになっています。
駐車料金は1時間550円ですが、授与所で手続きすれば30分無料になりますので忘れないようにしましょう。
駐車場は神社入り口右手の海沿いの道を少し進んだ先にあります。(下記ストリートビュー参照)
スポット情報
住所 | 和歌山県和歌山市加太118 |
定休日 | なし |
参拝時間 | 9:00~17:00 |
入場料金 | 大人 300円 小人 200円 (宝物殿) |
電話番号 | 073-459-0043 |
アクセス | (電車) 南海電鉄「加太駅」 から徒歩約20分 (自家用車) 阪和自動車道「和歌山IC」 から約30分 |
駐車場 | あり(30分まで無料) |
WEBサイト | 淡嶋神社公式サイト |
【淡嶋神社】人形供養の費用や予約方法、雛流しや針供養を紹介!(まとめ)
今回は、淡嶋神社の人形供養の予約方法や費用、伝統神事「雛流し」や婦人病治癒のご利益などをご紹介しました。
淡嶋神社は、境内にずらりとならぶ雛人形や日本人形がスピリチュアルな雰囲気を醸し出している神社です。
雛人形を送り出す雛流しなどの神事も有名ですので、ぜひ訪れてみてください。
下記記事「【和歌山観光モデルコース】大阪から電車1時間の日帰り旅行を紹介!」では、和歌山市の観光モデルコースについて解説しています。
淡嶋神社近くの海鮮バーベキュー「カダテラス」も紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。