【熊野那智大社】ご利益や八咫烏伝説、駐車場や所要時間を紹介!
「熊野那智大社には何の神様が祀られていて、どんなご利益があるの?」
「駐車場や参拝の所要時間、那智の滝やおすすめのお守りについても知りたい!」
そんなあなたに向けて、世界遺産熊野三山の一角「熊野那智大社」に祀られている神様や八咫烏(ヤタガラス)伝説についてご紹介します。
駐車場や参拝の所要時間、那智の滝やおすすめのお守り3選についても解説していますので、ぜひご覧ください。
目次
熊野那智大社の神様とご利益
まずは、熊野那智大社に祀られている神様とそのご利益についてお伝えしていきます。
那智山に鎮座する熊野神社の総本社
熊野那智大社は、那智勝浦町の那智山に鎮座する神社です。
熊野信仰の中心であり、全国に4,000以上も祀られている熊野神社の総本社とされています。
13柱の神様「熊野十三所権現」を祀る
熊野那智大社には、13柱の神々が熊野十三所権現として祀られています。
主祭は、第四殿西御前に祀られる熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト)です。
主なご利益は「縁結び」
主祭神である熊野夫須美大神の「夫須美(ふすみ)」は「結(むすび)」の意味ももっており、縁結びのご利益が授かれるとされています。
人と人との縁だけでなく、願いごとも結んでくれるありがたい神様です。
熊野三山の一角として世界遺産に登録
熊野那智大社は、熊野速玉大社、熊野本宮大社とともに熊野三山とよばれています。
熊野三山は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として熊野古道などとともに世界遺産に登録されました。
熊野那智大社に伝わる八咫烏伝説
続いて、熊野那智大社に祀られる八咫烏(ヤタガラス)について解説します。
神武天皇の道案内を務めたヤタガラス
八咫烏(ヤタガラス)は、神の使いとされる3本足の巨大なカラスです。
日本神話の「東征」で、現在の新宮市に上陸した神武天皇を奈良県橿原市まで道案内したとされています。
ヤタガラスを祀る御縣彦社
熊野那智大社では、八咫烏(ヤタガラス)を御縣彦社(みあがたひこしゃ)というお社に祀っています。
お社の前には八咫烏(ヤタガラス)の像も設置されているので、ぜひ訪れてみてください。
ヤタガラスが姿を変えた「烏石」
熊野那智大社の境内には、烏石(からすいし)とよばれる岩も鎮座しています。
伝説によると、神武天皇の道案内を終えた八咫烏(ヤタガラス)が姿を変えて休んでいるのが、その烏石だそうです。
普段は公開されていませんが、礼殿の左手からその姿を覗くことはできます。
気になる方は、そっと覗いてみてください。
サッカー日本代表のエンブレムにも採用
そんな八咫烏(ヤタガラス)は、サッカー日本代表のエンブレムのモチーフとしても有名です。
そんな縁もあって、サッカー日本代表チームは試合前に熊野那智大社へ必勝祈願に訪れています。
落差日本一を誇る名瀑「那智の瀧」
熊野那智大社は、落差日本一で日本三名瀑のひとつに数えられる「那智の滝」がある場所としても有名です。
那智の滝の詳細は、下記記事「【那智の滝】アクセスや無料駐車場、所要時間や大門坂からのバスを紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
熊野那智大社から那智の滝への所要時間
熊野那智大社から那智の滝までの歩いて向かう所要時間は、20分から30分程度です。
那智山の雰囲気を楽しみながら那智の滝を目指しましょう。
熊野那智大社の境内案内図
熊野那智大社の境内図(案内マップ)は、上記のとおりです。
境内は階段や坂道ばかりですので、歩きやすい靴で参拝するようにしましょう。
熊野那智大社の所要時間と参拝時間
ここでは、熊野那智大社を訪れるときの所要時間と参拝可能な時間についてみていきましょう。
所要時間は2時間半~3時間
熊野那智大社を参拝するときの所要時間は、一番遠い大門坂駐車場を利用した場合で2時間半~3時間程度です。
那智大社駐車場に車を止めてお参りするだけであれば、所要時間は30分程度になります。
参拝時間は7:00~16:30
熊野内大社の参拝時間は、7:00~16:30です。
熊野那智大社例大祭「那智の扇祭り」
熊野那智大社の例大祭である「那智の扇祭り」は、「那智の火祭り」とも呼ばれています。
毎年7月14日に開催されており、大松明の火の粉で扇神輿を清める「御火行事」は圧巻です。
那智の扇祭りの詳細は、下記記事「【那智の扇祭り】日本三大火祭りの開催日や見どころ、観覧場所を紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
熊野那智大社のおすすめお守り3選
ここでは、熊野那智大社のお守り3選をお伝えしていきます。
安全・健康祈願「やたがらす守」
やたがらす守は、八咫烏をかたどったお守りです。
安全・健康祈願のお守りとされており、初穂料は800円となっています。
縁結びのご利益「さくら結守」
さくら結守は、神社の境内に植えられた天然記念物の桜にあやかったお守りです。
結宮ともよばれる熊野那智大社の縁結びのお守りで、初穂料は800円となっています。
熊野三山特有の御神符「烏牛王神符」
烏牛王神符は、カラス文字で書かれた熊野三山特有の御神符です。
熊野信仰の人々をあらゆる災厄から救ってくれるお守りで、初穂料800円となっています。
熊野那智大社の御朱印は3種類
熊野那智大社では「熊野那智大社」「御縣彦社」の御朱印を、飛瀧神社では「那智御瀧」の御朱印を授かれます。
初穂料はそれぞれ300円です。
熊野那智大社のおすすめお土産
熊野那智大社のおすすめお土産は、和か屋本店の「お滝もち」。
お滝もちは那智の滝をイメージした白く細長いお餅で、中には北海道産のあずきを使ったあんこが入っています。
職人さんが一つひとつ手焼きしている定番スイーツの詳細は、下記リンクをご覧ください。
熊野那智大社の宿泊は南紀勝浦温泉へ
熊野那智大社を訪れる際は、南紀勝浦温泉での宿泊がおすすめです。
ここでは、そんな南紀勝浦温泉から厳選した3つの旅館をお伝えしていきます。
送迎船でチェックイン「ホテル浦島」
ひとつ目の宿は、「ホテル浦島」。
浦島は、勝浦温泉の岬に作られた送迎船でのチェックインが有名なホテルです。
太平洋を望む大洞窟温泉「忘帰洞」や豪華な食事の詳細は、下記リンクをご確認ください。
>>【ホテル浦島】の詳細はコチラホテル浦島の詳細は、下記記事「【ホテル浦島】客室、料理、温泉や周辺観光スポットをご紹介!」でもお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
那智の瀧を望む温泉「かつうら御苑」
ふたつ目の宿は、「かつうら御苑」。
かつうら御苑は、露天風呂から那智の瀧の姿を見られる温泉旅館です。
こだわりの生マグロや露天風呂付き客室の詳細は、下記リンクをご確認ください。
>>【かつうら御苑】の詳細はコチラ新鮮まぐろと特選地酒「民宿わかたけ」
最後の宿は、「まぐろと地酒の宿 民宿わかたけ」。
民宿わかたけは、その名のとおりまぐろと地酒にこだわった民宿です。
30種類もそろえられた地酒や浴室へ引き込んでいる温泉の詳細は、下記リンクをご確認ください。
>>【民宿わかたけ】の詳細はコチラ南紀勝浦温泉の詳細は、下記記事「【南紀勝浦温泉おすすめ旅館3選】日帰り温泉や周辺観光も紹介!」でもお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
熊野那智大社のPR動画
熊野那智大社のPR動画は、神社の公式チャンネルで公開されています。
とても雰囲気を感じさせてくれる動画に仕上がっていますので、ぜひご覧ください。
熊野那智大社へのアクセス
続いて、熊野那智大社へのアクセスについて確認しておきましょう。
電車でのアクセス
電車でアクセスするときの最寄り駅は、JR「紀伊勝浦駅」です。
紀伊勝浦駅からは、熊野御坊南海バスの那智山往復割引乗車券(大人1,200円、こども600円)を利用して熊野那智大社を目指しましょう。
駅からの所要時間は、約25分です。
自家用車でのアクセス
自家用車でアクセスするときの最寄りインターチェンジは、国道42号「那智勝浦IC」です。
インターチェンジからは、約15分で到着します。
熊野那智大社のおすすめ駐車場
最後に、熊野那智大社の駐車場について確認していきましょう。
目的や体力に応じて駐車場を選ぶのがポイントですので、各駐車場の特徴をご確認ください。
石段の雰囲気を満喫「和か屋本店」
熊野那智大社参拝時のおすすめ駐車場は、「和か屋本店の駐車場」です。
神社へ向かう石階段の手前にあり、無料で車を止められます。
参拝後は、和か屋本店で名物「お滝もち」をお土産に購入して帰りましょう。
体力を温存するなら「那智大社駐車場」
石段をのぼる体力が心配な方は、神社防災道路を登った先の「那智大社駐車場」へ車を止めましょう。
那智大社駐車場を利用する際は、神社防災道路通行料として800円が必要です。
熊野古道を歩く「大門坂駐車場」
熊野古道を歩いて熊野那智大社に参拝したい方は、ふもとにある大門坂駐車場がおすすめです。
大門坂は無料で車を止められ、熊野古道を30分から40分歩いて熊野那智大社を目指せます。
大門坂茶屋の平安衣装体験
大門坂へ向かう途中にある「大門坂茶屋」では、平安衣装体験もできます。
平安衣装を身にまとって歩く熊野古道は雰囲気たっぷりです。
平安衣装体験は那智勝浦町のふるさと納税返礼品にもなっているので、ぜひご覧ください。
>>【那智勝浦町ふるさと納税】の詳細はコチラスポット情報
住所 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 7:00~16:30 |
入場料金 | 無料 |
電話番号 | 0735-55-0321 |
アクセス | (電車) JR「紀伊勝浦駅」からバスで約30分 (自家用車) 国道42号「那智勝浦IC」から約15分 |
駐車場 | あり(神社防災道路通行料800円) |
WEBサイト | 熊野那智大社公式サイト |
【熊野那智大社】ご利益や八咫烏伝説、駐車場や所要時間を紹介!(まとめ)
今回は、熊野三山のひとつ「熊野那智大社」に祀られる神様や八咫烏(ヤタガラス)伝説、駐車場などをお伝えしてきました。
熊野那智大社は、世界遺産にも認定されている熊野信仰の総本社です。
平安衣装体験や南紀勝浦温泉など参拝以外の楽しみも盛りだくさんですので、ぜひ訪れてみてください。
下記記事「【神倉神社】ゴトビキ岩や538段の石段、駐車場を徹底解説!」では、新宮市の「神倉神社」についてお伝えしています。
神倉神社は熊野三山のひとつ「熊野速玉大社」の元宮ですので、ぜひあわせてご覧ください。