【道成寺】安珍清姫伝説や絵とき説法、おすすめホテルや周辺観光を紹介!
「道成寺で有名な安珍と清姫の物語ってどんな話?」
「物語の解説を聞ける絵とき説法やおすすめホテル、周辺の観光スポットについても知りたい!」
そんなあなたに向けて、道成寺に伝わる安珍と清姫の物語や絵とき説法の体験方法をご紹介します。
おすすめホテルやランチ、拝観料や周辺の観光スポットについてもお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
目次
安珍清姫伝説と桜の名所で有名な「道成寺」
道成寺は、日高川町にある和歌山県最古の寺院で安珍と清姫の物語の舞台や桜の名所として有名です。
まずは、そんな道成寺がどのような寺院なのかをみていきましょう。
歴史的な背景と寺院の創建
道成寺は、西暦701年に創建した長い歴史を誇る和歌山県最古の寺院です。
本堂が重要文化財に指定されており、国宝や文化財指定を受けた仏像が祀られています。
清姫伝説と道成寺のつながり
道成寺は、安珍と清姫の物語の舞台として有名な場所でもあります。
安珍と清姫の物語は道成寺にまつわる最も有名な逸話の一つで、安珍という僧侶に恋い焦がれた清姫が悲劇的な結末を迎える話で、あらすじは以下のとおりです。
- 熊野詣に訪れた修行僧安珍に清姫が一目惚れ
- 清姫の情熱に断り切れなかった安珍が熊野の帰りに立ち寄ることを約束
- 安珍が約束を破り、怒った清姫が安珍を追い詰める
- 日高川の渡し船の船頭が安珍をかばい、清姫を乗船させない
- 怒れる清姫は大蛇に姿を変え、日高川を渡る
- 安珍は道成寺に逃げ込み、僧侶の手引きで鐘の中に隠れる
- 鐘に大蛇となった清姫が巻き付き、炎を吹き出して鐘を焼く
- 安珍は焼死し、清姫は入水自殺を図る
詳細な内容は、道成寺を訪れると絵とき説法という形で受けることができますので、ぜひ体験してみてください。
桜の穴場スポットとしても有名
道成寺の境内には見事な桜が咲き誇り、美しい桜を観賞できる穴場スポットとしても有名です。
3月下旬から4月上旬が見頃で、観光客が少ない平日の午前中は桜を独り占めできるような贅沢な時間を過ごせます。
安珍清姫物語を説く道成寺の「絵とき説法」
続いて、安珍と清姫の物語を道成寺の僧侶や職員が解説してくれる「絵とき説法」についてお伝えしていきます。
絵とき説法は、「道成寺縁起」と呼ばれる絵巻を広げて安珍と清姫の物語を解説する説法です。
そんな絵とき説法の申し込み方法や体験料金をみていきましょう。
絵とき説法を体験する方法
絵とき説法は、道成寺に参拝する方であればどなたでも体験可能です。
縁起堂入り口が受付となっており、声をかければ絵とき説法を受けられます。
絵とき説法の準備に少し時間がかかるため、宝仏殿を参拝して待ち時間を過ごしましょう。
絵とき説法の体験料金
絵とき説法の体験料金は、無料です。
道成寺の拝観料(大人700円、小人350円)を納めれば、別途費用は必要ありません。
絵とき説法の所要時間と体験時間
絵とき説法の所要時間は、宝仏殿の拝観時間も含めて約30分です。
年中無休で、9:00~16:00の時間帯に実施しています。
絵とき説法の予約方法
絵とき説法は、基本的に予約不要で体験できます。
20名以上のグループで体験する場合は、公式サイトからの予約が必要ですのでご注意ください。
道成寺の物語は、能や歌舞伎の演目にも登場
道成寺の安珍と清姫の物語は、能や歌舞伎の演目にも登場することでも有名です。
この物語をもとにした演目は恋心と執念がテーマになっており、観る者に強い印象を残します。
物語を知った上で鑑賞すると、より一層深い感動が得られるでしょう。
物語の後日譚を演じる能
道成寺の能は、安珍と清姫の物語の後日譚という形式が採用されています。
清姫の怨念が美しい女に姿を変えて道成寺の鐘供養に訪れ、その怨念と僧侶の祈祷が攻防を繰り広げるという作品です。
小鼓が取る大きな間から一転急ノ舞になる迫力が大きな見どころとされています。
舞踊がメインの歌舞伎
歌舞伎の演目「娘道成寺」も、基本的なあらすじは能と大きく変わりません。
しかし、演目の大部分は主役の娘踊りで占められており、物語的な展開というよりも演者の舞踏そのものを鑑賞する作品となっています。
道成寺の拝観料金
道成寺の拝観料金は、次のとおりです。
年齢 | 拝観料金 |
---|---|
大人(中学生以上) | 700円 |
小人(小学生) | 350円 |
幼児 | 無料 |
道成寺の営業時間
道成寺の営業時間は、9:00~17:00です。
絵とき説法は16:00までとなっていますので、ご注意ください。
道成寺の定番お土産
道成寺の定番お土産が、「つりがね饅頭」。
つりがね饅頭は、安珍と清姫の物語に登場する釣り鐘をモチーフにした和菓子です。
職人手作りの濃厚なあんこが特徴のつりがね饅頭の詳細は、下記リンクをご覧ください。
>>【つりがね饅頭】の詳細はコチラ道成寺のおすすめランチスポット
道成寺のおすすめランチスポットは、「あんちん」。
あんちんは道成寺の参道にあるお店で、リーズナブルな御膳から豪華な会席料理まで和歌山の幸をふんだんに使った料理を楽しめます。
お土産ショップも併設されていますので、ぜひ訪れてみてください。
道成寺参拝時のおすすめホテル
道成寺へ参拝するときのおすすめホテルは、「かわべ温泉 お宿 喜作」。
かわべ温泉 お宿 喜作は日高川沿いにある、雰囲気抜群の温泉棟が人気の料理民宿です。
トロトロの肌触りが特徴の天然温泉の詳細は、下記リンクをご覧ください。
>>【かわべ温泉 お宿 喜作】の詳細はコチラ道成寺周辺のおすすめ観光スポット
ここでは、道成寺周辺のおすすめ観光スポットについてお伝えしていきます。
西広海岸(広川ビーチ)
西広海岸(広川ビーチ)は、広川町の海岸に広がる美しい砂浜です。
日本のウユニ塩湖とも言われる絶景スポットでもあり、条件が重なる日には美しい写真が撮影できます。
広川ビーチの詳細は、下記記事「【西広海岸(広川ビーチ)】駐車場やBBQ、海の家やウユニ塩湖風写真の撮り方を紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
日本一長い藤棚ロード
日本一長い藤棚ロードは、みやまの里森林公園に設置された藤のお花見スポットです。
関西屈指の藤の名所として有名で、毎年ゴールデンウィーク前後には多くの来園者でにぎわいます。
日本一長い藤棚ロードの詳細は、下記記事「【日本一長い藤棚ロード】関西が誇る藤の名所の見頃と開花状況!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
戸津井鍾乳洞
戸津井鍾乳洞は、由良町にある洞窟探検を楽しめる鍾乳洞です。
洞窟内のいたるところに鍾乳石が作り出した不思議な風景が広がっています。
戸津井鍾乳洞の詳細は、下記記事「【戸津井鍾乳洞】入場料金や所要時間、おすすめランチをご紹介!」でお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
道成寺のアクセスと駐車場
最後に、道成寺へのアクセスと駐車場を確認しておきましょう。
電車でのアクセス
電車で道成寺へアクセスする場合、最寄り駅はJRきのくに線の「道成寺駅」です。
道成寺駅からは徒歩約10分で到着しますので、アクセスも非常に便利です。
自家用車でのアクセス
自家用車でアクセスするときの最寄りインターチェンジと所要時間は、次のとおりです。
方面 | インターチェンジ | 所要時間 |
---|---|---|
大阪方面 | 湯浅御坊自動車道路「川辺IC」 | 約10分 |
紀南方面 | 阪和自動車道「御坊南IC」 | 約10分 |
【紀南方面】
公式駐車場を完備
道成寺には、お寺の門前に公式駐車場が完備されています。
100台駐車可能な大型駐車場で、駐車料金は乗用車500円です。
スポット情報
住所 | 和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738 |
定休日 | なし(年中無休) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
入場料金 | 大人(中学生以上) 700円 小人(小学生) 350円 幼児 無料 |
電話番号 | 0738-22-0543 |
アクセス | (電車) JR「道成寺」駅から徒歩約10分 (自家用車) 大阪方面:湯浅御坊自動車道路「川辺IC」から約10分 紀南方面:阪和自動車道「御坊南IC」から約10分 |
駐車場 | あり(500円) |
Webサイト | 道成寺公式サイト |
【道成寺】安珍清姫伝説や絵とき説法、おすすめホテルや周辺観光を紹介!(まとめ)
今回は、道成寺に伝わる安珍と清姫の物語や絵とき説法、おすすめのホテルや周辺観光スポットについてお伝えしてきました。
道成寺は、桜の名所としても有名な和歌山県最古の歴史ある寺院です。
僧侶が物語を解説してくれる絵とき説法はだれでも体験できますので、ぜひ訪れてみてください。
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