【お燈まつり】新宮市神倉神社火祭りへの参加・見学方法を紹介!

【執筆ライター】北沢 あつし

新宮市で1400年続く伝統の火祭り
新宮市で1400年続く伝統の火祭り

「新宮市の神倉神社で行われるお燈まつりの参加方法は?」

「見学時の注意点やスケジュール、駐車場情報についても知りたい!」

そんなあなたに向けて、熊野速玉大社の元宮「神倉神社」で開催される火祭り「お燈まつり」の参加・見学方法をご紹介します。

当日のスケジュールや宿泊・アクセス情報もお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

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新宮市神倉神社で開催「お燈まつり」

松明を持って石段おくだるお燈まつりの上り子
松明を持って石段おくだるお燈まつりの上り子(南紀・熊野ええ旅ねっとより引用

まずは、神倉神社のお燈まつりがどのようなお祭りなのかを確認していきましょう。

熊野速玉大社の元宮神倉神社の火祭り

お燈まつりは、熊野速玉大社の元宮「神倉神社」で毎年2月6日に開催される火祭りです。

女人禁制の神事で、白装束に荒縄という姿の男性たちが松明(たいまつ)を手に石段をくだる勇壮な姿を見学できます。

1400年以上の歴史をもつ伝統神事

お燈まつりは、西暦574年に開催された記録が残っており、少なくとも1400年以上も続いている伝統神事です。

熊野伸の来臨を再現したお祭りで、参加した男性が自宅で待つ女性のもとに火を届けるのがもともとの形と言われています。

現在では、和歌山県の無形民俗文化財にも登録されている由緒あるお祭りです。

2000人が538段の石段を駆け降りる

神倉神社のゴトビキ岩に続く急勾配の石段
神倉神社のゴトビキ岩に続く急勾配の石段

お燈まつりの一番のみどころは、上り子(のぼりこ)とよばれる参加者が松明を持って石段を駆け降りてくるその迫力です。

上り子は例年約2,000人にもなると言われており、538段の急な石段を松明が流れる様子は「下り竜」と例えられることもあります。

神倉神社の詳細は、下記記事「【神倉神社】ゴトビキ岩や538段の石段、駐車場を徹底解説!」でもお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。

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お燈まつりの参加方法

続いて、お燈まつりへの参加方法を説明していきます。

事前申し込みは不要

お燈まつりに参加する際に、事前申し込みとうは必要ありません。

19時までに白装束などの正装に身を包み、神倉神社の山門をくぐれば上り子としてお祭りに参加できます。

参加資格は男性であることだけ

お燈まつりの参加資格は、男性であることです。

年齢にも制限はありませんので、1歳の男の子であっても参加できます。

ただし、身につけられるのは白い色のものだけというしきたりがありますので服装には注意が必要です。

身につけるものは白色限定

お燈まつりの上り子が身につけられるのは、白い色のものだけです。

白装束などは公式サイト「お燈まつりショップ」も販売されていますので、必要に応じてご利用ください。

お燈まつりは参加費無料

お燈まつりに上り子として参加するために参加費は必要ありません。


お燈まつり見学時の注意点

続いて、お燈まつり見学時の注意点などを見ていきましょう。

観覧席の用意はない

お燈まつりには、特別な観覧席は用意されていません。

神倉神社ふもとの沿道や少し離れたポイントから見学する形となります。

迫力を感じたいならふもとの沿道

上り子が駆け降りてくる迫力を身近で感じたい場合のおすすめは、神倉神社ふもとの沿道です。

神社入り口から神倉小学校高門までの間がベストスポットとなります。

そのなかでも一番迫力を感じられるのが神社入り口の太鼓橋付近ですが、例年かなりの混雑が発生しますのでご注意ください。

全体を楽しみたいなら離れた場所で

神倉神社の山上「ゴトビキ岩」で上り子の松明に火がつけられる様子や石段を駆け降りる全体像を見学したい場合は、少し離れた場所での見学がおすすめです。

国道42号線の新宮高校前交差点から裁判所前までがベストスポットとなります。

交通規制が実施されている訳ではないので、事故等に注意して見学するようにしましょう。

お燈まつりの開催スケジュール

お燈まつりの開催スケジュールは次のとおりです。

日付時刻スケジュール
2/610:00かがり御供奉製
17:10介釈、神倉神社で修祓の後、熊野速玉大社に向かう
17:50神職、介釈一行同大社を出発し、神倉神社に向かう
18:20神倉神社到着
19:10御神火をおこし、神事開始
19:25大松明、中の地蔵へ向かう。上がり子山門内へ向かい閉門
20:00山門を開門。上がり子出立
21:00神職、介錯一行下山し、阿須賀神社へ向かう
21:40阿須賀神社到着。奉幣行事
22:10熊野速玉大社到着。奉幣行事
2/79:00御燈祭り翌日奉祝祭
16:00餅捲き(神倉小学校グラウンド)

溺れるナイフの喧嘩火付け祭りのモデル

お燈まつりは、漫画「溺れるナイフ」に登場する「喧嘩火付け祭り」のモデルにもなったお祭りです。

2016年に和歌山県をロケ地として映画化され、聖地巡礼として訪れる方も増えてきました。

お燈まつりで喧嘩はご法度

実際のお燈まつりでは喧嘩はご法度となっており、男同士が喧嘩をするような神事はありません。

上り子も先頭部分はすごい勢いで駆け降りてきますが、小さなお子さんなどは安全に階段をくだってきます。

お燈まつりのおすすめ宿泊宿

続いて、お燈まつりに参加する場合のおすすめ宿を確認していきましょう。

近隣にはいくつも有名な温泉地がありますので、各温泉地のなかから厳選した旅館をご紹介します。

南紀勝浦温泉「かつうら御苑」

ひとつめの旅館が、南紀勝浦温泉にある「かつうら御苑」。

かつうら御苑は、那智湾の奥に那智の瀧を望む絶景露天風呂が有名の高級旅館です。

解放感抜群の露天風呂や海の幸をふんだんに使用した豪華料理の詳細は、下記リンクをご確認ください。

>>【かつうら御苑】の詳細はコチラ

南紀勝浦温泉の詳細は、下記記事「【南紀勝浦温泉おすすめ旅館3選】日帰り温泉や周辺観光も紹介!」でお伝えしています。

生まぐろで有名な温泉地ですので、ぜひあわせてご覧ください。

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川湯温泉「冨士屋」

ふたつ目の旅館は、川湯温泉にある「冨士屋」。

冨士屋は、川湯温泉の代名詞とも言える「仙人風呂」の目の前にある旅館です。

河原に湧き出す混浴露天風呂の詳細は、下記リンクをご確認ください。

>>【川湯温泉 冨士屋】の詳細はコチラ

川湯温泉の詳細は、下記記事「【仙人風呂】混浴秘湯の入り方や注意点、2024年営業期間や入浴料金を紹介!」でお伝えしています。

河原に作られる仙人風呂の雰囲気はまさに秘湯そのものですので、ぜひあわせてご覧ください。

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湯の峰温泉「旅館あづまや」

最後にお伝えする旅館は、湯の峰温泉にある「旅館あづまや」。

旅館あづまやは、露天風呂付き客室もある贅沢な温泉旅館です。

温泉蒸気を使った蒸し風呂や槙風呂などがある大浴場の詳細は、下記リンクをご確認ください。

>>【旅館あづまや】の詳細はコチラ

湯の峰温泉については、下記記事「【湯の峰温泉】つぼ湯や公衆浴場、おすすめ宿泊旅館を徹底解説!」でお伝えしています。

世界遺産にも認定されているつぼ湯が有名ですので、ぜひあわせてご覧ください。

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お燈まつりの動画

お燈まつりの風景は、朝日新聞デジタルが配信してくれています。

勇壮な雰囲気を感じられる動画になっていますので、ぜひご覧ください。

神倉神社へのアクセスと駐車場

最後に、神倉神社へのアクセスと駐車場について確認しておきましょう。

電車でのアクセス

電車でアクセスする場合の最寄り駅は、JR「新宮駅」です。

新宮駅からは徒歩20分程度で到着します。

自家用車でのアクセス

自家用車でアクセスする場合の最寄りインターと所要時間は次のとおりです。

・大阪方面 国道42号「上富田IC」
      所要時間:約1時間30分

・名古屋方面 国道42号「熊野大泊IC」
       所要時間:約40分

無料駐車場の利用は困難

神倉神社には無料駐車場が用意されていますが、当日は非常に混雑するため利用するのはほぼ不可能です。

新宮市内の有料駐車場などを利用して、歩いて神倉神社を目指すようにしましょう。

イベント情報

住所和歌山県新宮市神倉1-13-8
開催日2024年2月6日(火)
参加料金無料
電話番号0735-22-2533
(熊野速玉大社)
アクセス(電車)
JR「新宮駅」から徒歩約20分
(自家用車)
・大阪方面
 国道42号「上富田IC」から約1時間30分
・名古屋方面
 国道42号「熊野大泊IC」から約40分
駐車場あり(無料)
WEBサイト南紀・熊野ええ旅ねっと(お燈まつり)

【お燈まつり】新宮市神倉神社火祭りへの参加・見学方法を紹介!(まとめ)

今回は、神倉神社の火祭り「お燈まつり」の参加方法や見学時の注意点についてお伝えしていきます。

お燈まつりは大勢の上り子たちが松明を持って急な階段を駆け下りる、迫力満点のお祭りです。

参加や見学は自由に行えますので、ぜひ大迫力の火祭りをお楽しみください。

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